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ピースボートの正体を知ったらヤバい?悪い噂はほんとうなのか?

クルーズ旅行を検討するなら、誰もが一度は世界一周を夢見るところですよね。
ただ、一般的な相場は数百万から数千万円とかなりの高額なので、なかなか手が出ないという人も多いでしょう…。
一方、そこで気になるのが100万円程度から世界一周が楽しめるピースボートです。
あまりの安さから詐欺や宗教という評判もチラホラと散見されるため、今回はクルーズを検討している人に向けて
ピースボートの正体を追求しながら、噂の真相を見ていきましょう!

ピースボートの正体とは

ピースボート(Peace Boat)というのは、NGO(非政府団体)によって設立された国際交流活動、又は船舶旅行の名称を指しています。
そもそもの始まりは、早稲田大学在学中の学生さん達の活動で、安い料金やボランティア活動が設定されているのが他にはない特徴です。
現在は、東京都新宿区にある「ジャパングレイス」という旅行会社が各地の人々と現地での交流を行うことで、国際交流と相互理解を図るという趣旨のもと旅行全般の企画・管理運営を行っています。
そして、この会社は現在、ピースボートを専門に扱う会社と言っても良いでしょう。
また、設立当初はアジアを巡るクルーズが主体であったところ、近年は「地球一周の船旅」をメインに取り扱っているようですね。
そういった背景から、ピースボートは正真正銘、日本発祥の団体が運営する船舶旅行であるといえるでしょう!

ピースボードの船旅の期間

1回のクルーズの周期は3ヵ月ほど、100日で1コース。
また、年に3回ほどコースが催されており、その時々で組み込まれる国が異なりますが、基本的に20ヵ国は回れちゃいます!
実際のところ、100日程度でそれだけ回るとなれば、1つの国に滞在ができるのは1~2日が目一杯です…
もちろん移動時間によってはさらに余裕はなくなってしまうため、特定の国を集中的に観光したいという希望がある場合には不向きなようにも思われるでしょう。
ただし、この水準はクルーズ船での周遊旅行を組んでいる船舶旅行なら比較的標準的な滞在期間でもあります。
また、クルーズ船に乗っている間は船自体が移動手段とホテルも兼ねてくれるので、荷物の荷解き、荷詰めが国の移動毎に必要とはなりません。
つまり、ほぼ手ぶらで下船すればその国を満喫できるので、短い日数であっても効率的且つバランス良く楽しめそうです!

ピースボートの料金相場

ピースボートの料金相場がかなり安いということは、以下のようなポスターでもよく知られていると思います。
また、20ヵ国3ヵ月で100万円台という破格な設定にも驚くのですが、そもそもこのポスター、いたる所に貼られている印象をみなさん持っているのはないでしょうか…。

ただ眺めているだけでは疑問にもならなそうなポイントですが、実はこのポスター自体もピースボートに関連するボランティアなのです!
また、ボランティアと聞くと船内でスタッフさんのように働く様子を想像しがちではありますが、実際には色々なお店にポスターを貼りに行く作業と、内勤作業の2つがあります。
そして、ポスターを貼った枚数に応じて船の運賃が割引される仕組みとなっていて、3軒貼れば1000円が割引、つまり約30軒貼ると割引額は1万円!
中にはこの作業で全額タダになった学生さんも存在するというから驚きですよね…
さらに、もう1つのボランティアである内勤作業は、ポスターを貼る前の準備、ピースボートセンター内での電話対応や、資料を送付する作業を行うこともあります。
ちなみに内勤は時給制なので、短期間でたくさん割引額を稼ぎたい人は、ポスター貼りを希望する割合が大きいそうです。
実はその他にも、通訳スタッフ、カルチャーボランティアスタッフ等もありますが、これらは若干名の募集でハードルが少し高めの印象。
加えて、船に特別ゲストとして乗船する芸能関係の人は水先案内人と呼ばれており、無料で乗船することが可能となります。
ちなみに日本でも有名な人物としては、EXILEのUSAさんや、池上彰さんが水先案内人になったそうですよ!
つまり、こういった様々なボランティア活動こそ、船舶旅行にかかる経費の減少が可能となる理由の1つといえるでしょう。

お部屋の種類はどんな感じ?

ピースボートでは複数の船舶がローテーションされており、2023年の4コース(1コースは、日本一周コース)はパシフィック・ワールド号の起用が既に発表されています。
そして、気になる客室は以下のような4人1部屋のリーズナブルなタイプ

個室、バルコニーもあるような少し高級なタイプまで設けられています。

ちなみに、4人部屋といっても全室トイレ・シャワー付きになっていて、金庫が内蔵されたロッカーも1人1つずつ用意されているので、セキュリティ面についてはまず安心して良いでしょう。
一方、相部屋になった初対面同士で仲良くなるパターンも多いようですが、必ずしも相性の良い人と一緒になれるとは限らないのが心配な部分…
反りの合わない人と三ヶ月も同じ空間というのは流石に疲れてしまいますよね…
そんな懸念も解消できないかと調べてみたたところ、「ルームマニフェスト」という一種のルールを推奨している経験者のブログを発見しました!
ルームマニフェストとは、基本的な生活に直結する以下のポイントを互いに決める方法です。

  • 消灯時間
  • 掃除当番
  • 物を置く場所
  • されて嬉しいこと(嫌なこと)
  • 香水等の臭い
  • 話し合う時間を作る

これらは後から提案すると気恥ずかしさもありそうですが、あらかじめ決めておけばお互いをよく知るきっかけにもなりそうですね。
もちろん、そんな気を遣うのも「ちょっとめんどう…」という人は、個室タイプを選ぶこともできるので、ピースボートではバッチリ自分好みの旅が演出できますよ!

参加している人

ピースボートの参加年齢は40代の人が最も多い傾向ですが、その他にも以下の年齢層が比較的大きな割合を占めていました。

  • 18~20代後半(大学生の年代)
  • 60代以降(定年退職後の年代)

こうして見ると、比較的長期休みが取りやすそうな年代ということが分かりますね
ただ、参加する際に年齢制限があるわけではないので、そこまで神経質に気にすることはありません!
あくまでも参考程度に留めておきましょう。

宗教に関する噂について

ピースボート最大の気になる噂が「宗教」です…
世界には様々な宗派が存在しており、無宗教派の人も当然多いので、自分と関わりのない神様のお話を突然始められると少し怖い感じもありますよね。
しかし、これについて調べてみると、ピースボート自体が行っているのではなく「乗客から」勧誘を受けたような経験談がありました。
そのため、運営会社に対して警戒する必要はほとんどないといえるでしょう。
一方、ピースボードは様々なキャンペーンを実施しており、その中に「グローバル9条キャンペーン」というものがあります。
そして、実際の内容が「集団的自衛権の行使を容認する閣議決定への抗議」を目指したものとなっており、そういった活動自体に政治・宗教的なニュアンスを感じたという評判も見かけました。
ただし、それ自体が何かの信仰を推奨しているわけではありませんので、過度に心配する必要はありません。
もちろん、宗教団体との繋がりも確認できなかったため、ピースボートの運営側から何かしらの勧誘を受けることは基本的にないといえるでしょう。

まとめ

ピースボードは安価な料金設定や、ボランティア活動もあることから、普通のクルーズ会社とは違う特殊な環境に思われがちです。
しかし、実際には日本のNGO団体と旅行会社が運営しており、宗教勧誘等も行っていないことが確認できました!
そして、ボランティア活動で3ヵ月20ヵ国の旅が100万円程度で楽しめるのは大きなメリット!
客室タイプを選べばプライベートな空間も確保できるので、三ヶ月程度の長期休暇が取れる人は是非検討してみて下さい!

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